1939年に発行されたアメリカのコインは、コレクターの間で今なお根強い人気を誇る品目です。本記事では、1939年の1セント硬貨(リンカーン・ホイート・セント)に加えて、同年に鋳造されたマーキュリー・ダイム(10セント銀貨)の価値を、保存状態(グレード)別にわかりやすく解説します。
1939年1セント硬貨の価値
1939年のリンカーン・ホイート・セントは、フィラデルフィア・デンバー・サンフランシスコの3つの造幣局で鋳造されました。流通品であればおおむね数十セント程度、状態の良いものでも1ドル前後で取引されることが一般的です。一方、未使用に近い「MS-65レッド」クラスの美品になると、数十ドルの価値がつくケースもあります。
1939年マーキュリー・ダイムの価値
硬貨鑑定の世界的な権威であるNumismatic Guaranty Corporation(NGC)の基準によると、1939年マーキュリー・ダイムの価値は以下の通りです。
- Good-4(摩耗が目立つ状態):約1ドル
- Extremely Fine-40(細部がよく残る状態):約8ドル
- MS-65(未使用の美品):85ドル以上
特にMS-65グレードの未使用品は、シャープな打たれ具合と輝きを保っていることから高額で取引されており、コレクションの目玉となる存在です。
グレードが価値を大きく左右する理由
古銭の査定において最も重要なのは保存状態です。表面の摩耗の程度、細部の刻印の残り方、光沢の有無などによってグレードが判定され、同じ年号・同じ種類のコインでも価値には大きな差が生じます。例えばマーキュリー・ダイムの場合、Good-4とMS-65では価格に80倍以上の開きがあることになります。
まとめ
1939年発行のアメリカのコインは、状態次第で価値が数ドルから数十ドル以上まで大きく変動します。手元にある古い硬貨の価値を正確に知りたい場合は、NGCやPCGSなどの専門機関による鑑定を受けるのが確実です。清掃や研磨はかえって価値を下げる原因になるため、見つけた硬貨はそのままの状態で大切に保管しましょう。