復興期を蝕んだ最大の失望:クー・クラックス・クラン(KKK)
南北戦争後のアメリカにおける「レコンストラクション(南部再建)」の時代、その成功を最も大きく損なった失望要因として挙げられるのが、人種差別主義秘密結社「クー・クラックス・クラン(Ku Klux Klan、通称KKK)」の台頭でした。
テロによって自由を奪った秘密結社
KKKは、テロ行為や暴力を用いてアフリカ系アメリカ人を威嚇し、抑圧することを目的とした秘密結社でした。彼らの狙いは、当時のアフリカ系アメリカ人がようやく手にしたばかりの権利——とりわけ投票権や土地の所有権——の行使を妨げることにありました。
標的は黒人だけではなかった
さらにKKKは、南部再建政策を支持する白人の共和党員をも攻撃対象としました。教師、政治家、そして平等を支持する一般市民までが脅迫や暴行の犠牲となり、社会全体が恐怖に包まれていきました。
再建政策崩壊への道
こうした組織的な暴力と恐怖のキャンペーンは大きな効果を上げ、連邦政府による南部再建の取り組みを次第に弱体化させていきました。結果として、憲法修正条項によって保障されたはずの公民権は形骸化し、レコンストラクションはその目標を達成できないまま終焉を迎えることとなりました。KKKの台頭こそが、この時代における最大の失望だったのです。