歴史物語

1867年7月1日に何が起こったのか?カナダ自治領誕生の歴史

1867年7月1日――カナダ自治領の誕生

1867年7月1日、北米にあったイギリス植民地が連合し、「カナダ自治領(Dominion of Canada)」が正式に誕生しました。この日はカナダ建国の日として位置づけられ、現在も毎年7月1日に「カナダ・デー(Canada Day)」として盛大に祝われています。

連邦を結成した植民地

この統合は、1867年に制定されたブリティッシュノースアメリカ法(現・憲法法)に基づいて実現しました。連邦成立の中心となったのは、次の地域です。

  • カナダ東部(現在のケベック州)
  • カナダ西部(現在のオンタリオ州)
  • ニューブランズウィック州
  • ノバスコシア州

連邦成立にあたり、それまで一つの植民地だった「カナダ」は、カナダ東部がケベック州、カナダ西部がオンタリオ州へと再編されました。こうして4つの州からなる連邦国家がスタートすることになったのです。

イギリス帝国における自治領としての出発

カナダ自治領の成立により、カナダはイギリス帝国内で内政自治権を持つ「自治領」としての地位を獲得しました。外交や国防に関する最終決定権はしばらくイギリスに残っていましたが、独自の議会と政府を持ち、自らの国を運営していくための重要な第一歩となりました。

初代首相にはジョン・A・マクドナルド(Sir John A. Macdonald)が就任しました。彼は連邦結成を主導した「カナダ建国の父」の一人として、今日でも広く知られています。

現代カナダの礎となった日

この連邦結成は、その後のカナダの拡大と発展の基盤となりました。現在では10州と3準州から構成され、世界第2位の国土面積を誇るカナダですが、その出発点こそが1867年7月1日の出来事です。建国を記念するカナダ・デーには、人々が国旗を掲げ、花火やパレードを楽しみながら、国の誕生を祝います。