アフリカの歴史

ヨーロッパによるアフリカ人奴隷化の歴史:いつから始まったのか?

ヨーロッパ人によるアフリカ人の奴隷化は、15世紀にポルトガル人が最初に行ったことがその始まりとされています。ポルトガルは当初、アフリカ大陸内や大西洋上の島々に保有する植民地において、奴隷とされたアフリカ人を労働力として利用していました。

16世紀における奴隷需要の急増

16世紀に入ると、ヨーロッパ諸国によるアメリカ大陸の探検と植民地化が本格的に進み、それに伴って奴隷労働力への需要が急激に高まりました。これがきっかけとなり、歴史上最大規模の人間の強制移動である「大西洋奴隷貿易」が展開されることになります。

大西洋奴隷貿易の実態

この貿易では、アフリカ各地で人々が捕らえられ、劣悪な環境での長い航海を経て、アメリカ大陸のヨーロッパ植民地へと運ばれ、商品として売買されました。奴隷とされた人々は、サトウキビや綿花などを生産するプランテーション(農園)、鉱山、その他さまざまな産業において、過酷な強制労働を課されました。

3世紀以上に及ぶ貿易とその規模

大西洋奴隷貿易は300年以上にわたって続き、推計でおよそ1,250万人のアフリカ人が故郷から連れ去られ、アメリカ大陸へと強制的に移住させられました。この貿易は、アフリカ社会に壊滅的な打撃を与えるとともに、現代にまで続く人種差別や社会的格差の根源となった歴史的悲劇として記録されています。