アレッサンドロ・ボルタが電池を発明したのは何歳?
イタリアの物理学者アレッサンドロ・ボルタ(Alessandro Volta)が、世界初の電池である「ボルタ電堆」を発明したのは55歳のときです。1745年生まれの彼は、1800年にロンドン王立協会宛ての書簡でこの画期的な発明を発表しました。
ボルタの生涯と発明の年表
- 1745年: イタリアのコモに生まれる。
- 1774年: コモ王立学校の物理学教授に就任。
- 1775年: 静電気を発生させる装置「起電盤(エレクトロフォルス)」を発明。
- 1790年代: ルイージ・ガルヴァーニの「動物電気」の研究に刺激を受け、電気現象の研究を本格化。
- 1800年: 世界初の電池「ボルタ電堆」を発明・発表(55歳)。
- 1801年: パリでナポレオン・ボナパルトの前で実演を行い、高い評価を受ける。
- 1827年: 故郷のコモで死去(82歳)。
ボルタ電堆とはどんな発明?
ボルタ電堆は、亜鉛板と銅板を塩水などを含ませた布や紙(電解質)で挟みながら交互に積み重ねた装置です。これにより、人類史上初めて持続的な電流を取り出すことに成功しました。
それまでの静電気は放電が一瞬で終わっていましたが、ボルタ電堆は安定した電力を供給できるため、後の電磁気学や電気化学の研究が飛躍的に進むきっかけとなりました。
その功績は今も「ボルト」として残る
ボルタの偉業を記念して、電圧(電位差)の単位には彼の名前にちなんだ「ボルト(V)」が採用されています。私たちが日常的に使うスマートフォンやノートパソコンなどのバッテリーも、すべてボルタの発明にルーツを持つといえるでしょう。