アフリカの歴史

プラチナ認定を獲得した最初のアフリカ系アメリカ人アーティストは誰?

プラチナに輝いた最初の黒人ミュージシャン——その名はデューク・エリントン

プラチナディスクに輝いた最初のアフリカ系アメリカ人アーティストとして知られているのは、ジャズ界の巨匠デューク・エリントン(Duke Ellington)です。

彼のライブアルバム『エリントン・アット・ニューポート(Ellington at Newport)』は、1959年の第1回グラミー賞で最優秀ダンスバンド演奏賞を受賞。その後まもなくしてプラチナ認定を達成し、エリントンはゴールド・プラチナ認定を手にした史上初の黒人ミュージシャンとなりました。

『エリントン・アット・ニューポート』とはどんなアルバム?

本作は、1956年に開催されたニューポート・ジャズ・フェスティバルでの伝説的なステージを収録したライブアルバムです。テナーサックス奏者ポール・ゴンザルヴェスが「Diminuendo and Crescendo in Blue」で27コーラスにわたる圧巻のソロを披露し、会場を熱狂の渦に巻き込みました。この演奏は、一時低迷していたエリントンのキャリアを再び頂点へと押し上げた瞬間として、ジャズ史に深く刻まれています。

ゴールド・プラチナ認定とは?

米国レコード協会(RIAA)による認定制度では、アルバムの出荷・販売枚数が50万枚に達すると「ゴールド」、100万枚に達すると「プラチナ」と認定されます。ジャズというジャンルのアルバムがこれほどの商業的成功を収めたことは、当時としては極めて異例であり、黒人アーティストの音楽が持つ力と人気を世間に強く印象づける出来事となりました。

エリントンのこの快挙は、単なる個人的な栄誉にとどまらず、後に続く多くの黒人アーティストへの道を開いた、音楽史における重要なマイルストーンとして今も語り継がれています。