アフリカの歴史

黒死病はいつ発生した?中世ヨーロッパを襲った大ペストの起源と歴史

黒死病(こくしびょう)が最初に発生したのは、14世紀半ば、1340年代とされています。この腺ペスト(ペスト菌による感染症)はアジアからヨーロッパへと広がり、人類史上最悪級の惨事をもたらしました。

黒死病の流行時期

黒死病の流行は1340年代に始まり、特に1347年から1351年にかけてヨーロッパで最も猛威をふるいました。感染はシルクロードを通じた交易路や商船によって伝播し、クリミア半島から地中海経由でヨーロッパ各地へ急速に拡大したと考えられています。

どれほどの被害をもたらしたのか

黒死病による死者数は約7,500万人から2億人と推定されており、当時のヨーロッパ人口の3分の1から半分が命を落としたとも言われています。都市部では住民の過半数が死亡した地域もあり、社会・経済・宗教に甚大な影響を与えました。

主な影響


・労働力の激減による賃金上昇と農奴制の衰退
・教会や権威への信頼低下
・医学や公衆衛生への関心の高まり

黒死病の原因

黒死病の原因は、ペスト菌(Yersinia pestis)という細菌です。ネズミに寄生するノミを媒介として人間に感染し、リンパ節の腫れ(横痃)や高熱、皮下出血などの症状を引き起こしました。

まとめ

黒死病は1340年代に初めて発生し、14世紀半ばにヨーロッパとアジアを中心に大流行しました。推定7,500万人〜2億人もの犠牲者を出したこの疫病は、世界の歴史を大きく変える転換点となりました。