モンゴル帝国の始まりは「1206年」
モンゴル帝国が始まったのは、1206年です。この年、テムジン(後のチンギス・ハン)がモンゴル高原に点在していた諸部族を統一し、オノン川上流で開かれたクリルタイ(部族長会議)において、すべてのモンゴル人の支配者として推戴されました。
テムジンからチンギス・ハンへ
テムジンは、モンゴル部族内の有力者たちの支持を集め、タタール、ケレイト、ナイマンといった周辺の勢力を次々と打ち破って勢力を拡大してきました。1206年のクリルタイで彼は「チンギス・ハン(海洋のハン)」という尊号を受け、名実ともにモンゴル統一を成し遂げたのです。
建国の意義
それまで血縁や部族ごとに分かれて生活していた遊牧民が、初めて一つの巨大な政治共同体として結束したことが、この建国の最大の意義です。千戸制と呼ばれる新しい軍事・行政組織が導入され、部族の枠組みを超えた強固な国家体制が築かれました。
その後の急速な拡大
建国後のモンゴル帝国は、チンギス・ハンの指揮のもとで驚異的なスピードで領土を広げていきます。南には金や西夏を攻め、西では中央アジアのホラズム・シャー朝を滅ぼすなど、ユーラシア大陸全体に影響を及ぼす世界史上最大級の帝国への道を歩み始めました。
つまり、1206年のチンギス・ハン即位こそがモンゴル帝国の始まりであり、ここからユーラシアの歴史を大きく変える時代が幕を開けたのです。