ウサギは中国の十二支において4番目に位置する動物です。卯(うさぎ)年生まれの人は、穏やかで洗練された雰囲気を持ち、心優しく、責任感が強い性格だとされています。さらに、幸運を呼び込む存在とも考えられており、吉兆や繁栄と結び付けられることが少なくありません。
神話に登場する「玉兎」—月の女神・嫦娥の伴侶
ウサギは中国文化において非常に人気の高いシンボルであり、美術、文学、民間伝承など幅広い分野で取り上げられてきました。中国神話には「玉兎(ぎょくと)」と呼ばれる白いウサギが登場し、月の女神・嫦娥(じょうが)の伴侶として月に住み、月餅をついていると言い伝えられています。中秋節の満月に浮かぶうさぎの姿が見えるという言い方は、この伝説に由来するものです。
民芸品に描かれる多産・長寿・幸運のモチーフ
また、ウサギは中国の民間芸術においても定番のモチーフであり、多産、長寿、そして幸運の象徴として数多くの作品に描かれてきました。繁殖力が旺盛であることから子孫繁栄の願いを込められ、古くから縁起物として親しまれてきたのです。
現代中国におけるウサギのイメージ
現代の中国においても、ウサギは縁起の良い動物とみなされており、広告や各種プロモーション素材のシンボルとして頻繁に活用されています。特に卯年は結婚や出産に適した幸運の時期と信じられているため、人生の大きな節目をこの年に迎えようとする人も多く見られます。