アジアの歴史

「バジ」という言葉の由来はどこの国?インド発祥の語源を解説

「バジ」の語源はインドにある

「バジ(bhaji)」という言葉は、そのほとんどがインド起源であると考えられています。現在では、玉ねぎや野菜を揚げたり炒めたりして作るインド料理の名称として広く知られており、特にイギリスのインド料理店では「オニオン・バジ(Onion Bhaji)」などのメニューでおなじみとなっています。

サンスクリット語にさかのぼる言葉

この言葉のルーツは、古代インドの古典言語であるサンスクリット語までさかのぼります。由来とされるのは「バルタ(bharta)」という語で、「詰め物をしたもの」「中身の入ったもの」を意味する言葉です。

サンスクリット語から派生したヒンディー語やマラーティー語などの諸言語を通じて、「バジ」は野菜を使った調理料理を指す日常的な言葉として定着していきました。

イギリス植民地時代に英語圏へ伝わる

「バジ」が英語に取り入れられたのは、イギリスによるインド植民地支配の時代です。インドに駐在していたイギリス人たちが現地の食文化に触れ、その言葉とともに料理を母国へ持ち帰ったことで、英語圏に広まりました。

今日では、イギリスをはじめとする英語圏において、「バジ」はインド料理を代表する言葉の一つとしてすっかり定着しています。一つの料理名の裏に、古代インドの言語から植民地時代を経て現代へ至る、長い歴史の流れが刻まれているのです。