アジアの歴史

アジアで最も影響力のある指導者は誰か?フォーブス「世界の権力者ランキング」から読み解く

米経済誌フォーブスが毎年発表する「世界で最も影響力のある人物(ワールド・モスト・パワフル・ピープル)」ランキングは、各国首脳の政治力・経済力・国際的な発言力を総合的に評価したもので、世界の権力構造を知るうえで貴重な指標となっています。

2022年版のランキングでは、アジアからも多数の指導者がランクインしました。ここでは、その中でも特に影響力の大きかったアジアのリーダーたちを紹介します。

2022年のアジアを代表する指導者たち

習近平(中国・国家主席)

世界第2位に選出され、アジアの指導者として圧倒的な存在感を示しました。国家主席として3期目の就任に向けた動きを見せ、軍事・経済両面での影響力を強めています。

ナレンドラ・モディ(インド・首相)

世界有数の人口と急成長する経済規模を背景に、上位にランクイン。デジタル化政策や外交戦略により、インドの国際的地位を大きく押し上げています。

岸田文雄(日本・首相)と安倍晋三(元首相)

日本からは当時の岸田政権に加え、長期政権を率いた安倍晋三元首相も国際的な影響力を持つ指導者として評価されました。ただし、安倍氏は2022年7月に銃撃事件で逝去しています。

ジャシンダ・アーダーン(ニュージーランド・首相)

新型コロナ対策や銃規制改革での果断な対応が世界的に注目され、オセアニアを代表するリーダーとして名を連ねました。その後、2023年1月に首相を退任しています。

文在寅(韓国・大統領)

任期満了に伴い2022年5月に退任しましたが、在任中は北朝鮮との対話路線やコロナ対応で国際的な評価を受けました。後任には尹錫悦氏が就任しています。

ジョコ・ウィドド(インドネシア・大統領)

東南アジア最大の経済大国のトップとして、G20議長国としての役割など地域外交で存在感を発揮しました。

蔡英文(台湾・総統)

台海情勢が国際的な関心を集める中、半導体産業を擁する台湾のリーダーとして地政学的に重要な立場にあると評価されました。

マハティール・ビン・モハマド(マレーシア・元首相)

93歳という高齢で首相に返り咲いた経歴を持つ、東南アジアを代表する veteran 政治家です。

リー・シェンロン(シンガポール・首相)

金融ハブとしてのシンガポールを牽引し、小国ながら国際社会で大きな発言力を維持しています。

プラユット・チャンオチャー(タイ・首相)

2014年のクーデター以降長く政権を担い、安定志向の統治でタイの政治を主導してきました。

まとめ

このランキングからは、中国・インドという二つの巨大国のリーダーがアジアにおける影響力で突出している一方、日本や韓国、東南アジア諸国の指導者もそれぞれの分野で重要な役割を果たしていることが読み取れます。政治情勢は流動的であるため、最新のランキングと併せて、各国の政局の変化にも注目しておきましょう。