アジアの歴史

エイプリルフール(4月1日)を祝うのはどの国?世界の国々とその由来を解説

エイプリルフールとは?

毎年4月1日にあたる「エイプリルフール(April Fools' Day)」は、友人や家族、同僚に無害な嘘やいたずらをして楽しむ、世界中で親しまれている風習です。嘘をつかれた側が気づいたときには「エイプリルフール!」と告げて笑い合うのが一般的で、メディアや企業がユニークな偽ニュースを発信することでも知られています。

この行事の起源については諸説ありますが、一説には16世紀のフランスで暦が改正され、それまで新年として祝われていた4月1日前後が1月1日に変更されたことに関係していると言われています。暦の変更に気づかなかった人々が「四月馬鹿(poisson d'avril:四月の魚)」とからかわれたことが始まりという説が有名です。

エイプリルフールを祝う主な国・地域

エイプリルフールはヨーロッパを中心に広まり、現在では世界中の多くの国で楽しまれています。以下は、エイプリルフールの伝統がある主な国と地域の一覧です。

アジア・オセアニア

オーストラリア、中国、香港、インド、日本、マレーシア、ニュージーランド、シンガポール、台湾、タイ

ヨーロッパ

オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、ロシア、セルビア、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、ウクライナ、イギリス

北米・中南米・中東・アフリカ

カナダ、メキシコ、アメリカ合衆国、イラン、南アフリカ共和国

国ごとの楽しみ方の違い

エイプリルフールの過ごし方は国によって少しずつ異なります。フランスでは「ポワソン・ダヴリル」と呼ばれ、紙で作った魚を相手の背中にこっそり貼る遊びが伝統となっています。イギリスやオーストラリアなどでは、午前中だけいたずらが許されるという慣習があり、午後に行ったいたずらは「遅すぎる」とされることもあります。

日本では近年、企業やメディアによる大掛かりな「嘘企画」が定着し、SNSでの話題作りのイベントとして浸透しています。一方、イランでは春分の日を中心としたノウルーズ(ペルシャ新年)の期間中に似たような冗談の文化が存在するとも言われています。

まとめ

エイプリルフールは、ヨーロッパ諸国をはじめ、アジア、北米、南米、中東、アフリカまで、世界50近くの国と地域で親しまれるグローバルな行事です。いたずらはあくまで笑いを目的としたものであり、他人を傷つけたり混乱を招いたりしない範囲で楽しむことが大切です。今年の4月1日は、上手な嘘で周囲を驚かせてみてはいかがでしょうか。