「真珠湾攻撃で被害はなかった」という主張は誤り
1941年(昭和16年)12月7日、日本海軍はハワイの真珠湾に停泊していたアメリカ太平洋艦隊に対して奇襲攻撃を実施しました。「この攻撃によってアメリカ側には被害がなかった」とする見方がありますが、これは明確に誤りです。真珠湾攻撃は、アメリカ太平洋艦隊とそのインフラに壊滅的な打撃を与えた歴史的な出来事でした。
艦船と航空機への壊滅的な打撃
攻撃により、戦艦「アリゾナ(USS Arizona)」や「オクラホマ(USS Oklahoma)」をはじめとする多数の艦船が沈没または大破しました。また、地上に駐機していた航空機も数百機が破壊・損傷し、アメリカ軍の航空戦力は一瞬にして大きな打撃を受けました。
数千人の命が失われた攻撃
さらに深刻だったのが人的被害です。この攻撃では、2,400人を超えるアメリカの将兵および民間人が命を落としました。戦艦「アリゾナ」の爆沈だけでも、1,100名以上が犠牲となっています。
第二次世界大戦の転換点となった攻撃
真珠湾攻撃は物的・人的に甚大な損害をもたらしただけでなく、それまで中立の立場を取っていたアメリカを第二次世界大戦へ参戦させる直接のきっかけとなりました。翌12月8日、ルーズベルト大統領は「屈辱の日」という有名な演説を行い、議会の承認を得て対日宣戦布告に踏み切りました。
このように、真珠湾攻撃は「成功したにもかかわらず被害はなかった」というものではなく、アメリカ太平洋ではなく、アメリカ太平洋艦隊に壊滅的な損害を与え、数千人の尊い命を奪い、世界の歴史を大きく変えた重大な事件だったのです。