アメリカ合衆国の国旗は、13植民地がイギリスからの独立を求めて戦った独立戦争にその起源を持つ旗です。赤・青・白の3色で構成され、13本のストライプ(縞模様)と50個の星があしらわれています。

現在のアメリカ合衆国の国旗
国旗の起源
ジョージ・ワシントンがイギリス軍と戦うアメリカ軍を指揮していた当時、全将兵を一つに団結させるための旗が必要でした。そこで彼は、ペンシルベニア州の仕立て屋だったベッツィー・ロスに、自分のデザインをもとに旗を作るよう依頼したといわれています。ベッツィー・ロスはデザインにいくつかの手を加え、ジョージ・ワシントンがその変更を承認しました。

最初のアメリカ国旗。「ユニオン・カラーズ」とも呼ばれる
当初の旗には、イギリス国旗の意匠がそのまま残されていました。そのため、後になってベッツィー・ロスがその部分を星へと置き換え、ジョージ・ワシントンもこの修正を承認したと伝えられています。
国旗の色と意味
アメリカ国旗は、イギリス国旗から赤・青・白の3色を受け継ぎました。紋章学(コート・オブ・アームズ=紋章を研究する学問)では、それぞれの色が次のような意味を持つとされます。
- 赤:抵抗(忍耐)と勇気
- 白:純潔と無垢
- 青:警戒心・粘り強さ・正義
13本のストライプは、イギリスに立ち向かった13の植民地を表しています。内訳は赤が7本、白が6本です。
一方、星は時代とともに連邦へ加わっていった各州を象徴しており、現在は50個の星が描かれています。
アメリカ国旗には「スターズ・アンド・ストライプス(星と縞)」や「オールド・グローリー(古き栄光)」といった愛称があり、日本では一般に「星条旗」と呼ばれて親しまれています。
国旗の歴史

ベッツィー・ロスが考案し、連邦議会が承認したアメリカ国旗
アメリカ国旗の歴史には、伝説と史実が混ざり合っています。ベッツィー・ロスは自らの子孫たちに対し、ジョージ・ワシントンのデザインをもとに自分が国旗を考案したのだと語り継いだといいます。
この逸話の真偽はともかく、この型の国旗は独立を成し遂げた各州に受け入れられ、南北戦争を経て国全体の象徴となりました。
1777年6月14日、連邦議会は新しい国旗に「13本のストライプと13個の星」を採用することを決定しました。これは、宗主国イギリスの勢力に立ち向かった13植民地を象徴するものでした。
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国旗に関する豆知識
- アメリカ国旗はこれまでに26回変更されています。現在のデザインは、ハワイが50番目の州として連邦に加わった1960年のものです。
- アメリカ国歌の歌詞は、国旗とそれが国家にとって象徴するものに捧げられた詩が基になっています。1814年にフランシス・スコット・キーが書いた「The Star-Spangled Banner(星の輝く旗)」という作品です。
- 毎年6月14日は「国旗記念日(フラッグ・デー)」として祝われています。
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