北米の歴史

ヨークタウン攻略のため、フランス軍はどれほどの距離を行軍したのか?

アメリカ独立戦争の帰結を決めたヨークタウンの戦い(1781年)において、フランス軍はロードアイランド州ニューポートからバージニア州ヨークタウンまで、壮大な規模の行軍を実施しました。

600マイルを超える長距離行軍

その移動距離は600マイル(約970キロメートル)を超えるものでした。ロシャンボー将軍(Jean-Baptiste de Rochambeau)率いるフランス遠征軍は、ジョージ・ワシントン率いる大陸軍と合流し、イギリス軍のコーンウォリス将軍を包囲するため、この過酷な行軍を敢行しました。

行軍の経路

1781年夏、フランス軍はニューポートを出発すると、コネチカット州、ニューヨーク州、ニュージャージー州、ペンシルベニア州、メリーランド州を経由して南進し、最終的にバージニア州へと到達しました。途中、ハドソン川沿いではワシントン軍との合流が実現し、両軍は一体となってヨークタウンへ向かいました。

歴史的な意義

この長距離行軍の末、連合軍は1781年10月にヨークタウンでイギリス軍を包囲し、コーンウォリス将軍を降伏へ追い込みました。この勝利はアメリカ独立戦争における決定的な転換点となり、事実上の戦争終結への道を開いたのです。