バルジの戦いとは
バルジの戦い(Battle of the Bulge)は、1944年12月16日から1945年1月末にかけて、ベルギーのアルデンヌ地方を中心に展開された、第二次世界大戦西部戦線最大規模の地上戦です。ドイツ軍は連合軍の戦線に「突出部(バルジ)」を作り出すことを目指して最後の大攻勢を仕掛けましたが、物量に勝る連合軍の粘り強い抵抗と反撃により撃退されました。ここでは、この歴史的な戦いに参加した両軍の兵力を見ていきます。
連合軍の兵力
- アメリカ軍: 約50万6000人(フランス方面から投入された4個師団を含む)
- イギリス軍: 約5万1000人
- カナダ軍: 約2万9000人(カナダ軍の指揮下で戦ったポーランド第1機甲師団所属の1個旅団を含む)
- その他の連合国部隊: 約1万5000人(ルクセンブルク軍、自由フランス軍、チェコスロバキア部隊、ベルギー・レジスタンスなど)
連合軍の総兵力:約60万1000人
ドイツ軍の兵力
- ドイツ国防軍: 約50万人(武装親衛隊の10個装甲師団を含む)
- 国民突撃隊(Volkssturm)および親衛隊系準軍事組織: 約15万人
ドイツ軍の総兵力:約65万人
まとめ
バルジの戦いには、連合軍側が約60万人、ドイツ軍側が約65万人が動員され、総計125万人以上が参加した巨大な戦役となりました。数的にはドイツ軍がわずかに上回りましたが、補給力や航空支援で劣っていたことが、攻勢失敗の一因となったとされています。この戦いでの消耗により、ドイツ軍は以後、西側戦線で大規模な攻勢を行う能力を失うことになりました。