結論からお伝えすると、第3レンジャー大隊(3rd Ranger Battalion)は空挺師団には所属していません。その上位部隊にあたるのは、アメリカ陸軍特殊作戦コマンド(USASOC)隷下の第75レンジャー連隊(75th Ranger Regiment)です。
第75レンジャー連隊の編成
第75レンジャー連隊は、アメリカ陸軍における最精鋭の軽歩兵特殊作戦部隊であり、以下の3個レンジャー大隊と支援部隊によって編成されています。
- 第1レンジャー大隊:ジョージア州ハンター陸軍飛行場
- 第2レンジャー大隊:ワシントン州ルイス・マコード統合基地
- 第3レンジャー大隊:ジョージア州フォート・ベニング(連隊本部も同じくフォート・ベニング)
- 連隊特務大隊:偵察・通信・整備などの専門機能を担当
つまり、第3レンジャー大隊は第75レンジャー連隊の中核をなす3個大隊の一つであり、特定の空挺師団の指揮下に入ることはありません。
空挺師団との関係は?
レンジャー隊員は全員が空挺資格(パラシュート降下資格)を有しており、空中から展開する作戦にも即応できる点で、空挺部隊としての性質を強く持っています。
しかし、第82空挺師団や第11空挺師団といった通常の空挺師団とは指揮系統が別であり、第75レンジャー連隊は特殊作戦部隊として独立して運用されます。実際の任務では、敵地への先行浸透、航空機や施設の確保、特殊偵察など、極めて機密性の高い作戦に従事することが特徴です。
まとめ
第3レンジャー大隊の所属は空挺師団ではなく、第75レンジャー連隊です。同連隊は第1・第2・第3の各レンジャー大隊で構成され、米陸軍特殊作戦コマンドの指揮下で、世界規模の特殊作戦に対応できる即応部隊として活動しています。