北米の歴史

アメリカ憲法修正第26条はいつ・なぜ成立した?投票年齢18歳への引き下げの背景

修正第26条はいつ成立したのか?

アメリカ合衆国憲法修正第26条は、1971年3月に連邦議会で可決され、同年7月1日には必要な数の州による批准が完了しました。提案から批准までわずか約3か月半という、憲法改正史上最速のスピードで成立したことでも知られています。

なぜ修正第26条は成立したのか?

修正第26条は、選挙権を得られる年齢を21歳から18歳へと引き下げるために制定されました。

1960年代から1970年代初頭にかけて、アメリカでは若者の政治への関心と活動が急速に高まっていました。特にベトナム戦争では、「18歳で徴兵されて戦場に送られながら、自分の運命を左右する政治については票を持てない」という矛盾が大きな社会問題となりました。「戦える年齢なら、投票できる年齢でもあるべきだ(Old enough to fight, old enough to vote)」というスローガンが広く支持を集めました。

こうした若者たちの活発な政治的活動と世論の後押しを受け、修正第26条は短期間で議会を通過し、各州の批准も順調に進みました。この修正により、若い世代が政治プロセスにより深く参加できるようになったのです。

ポイントまとめ

  • 1971年に成立し、投票年齢を21歳から18歳に引き下げた。
  • ベトナム戦争における徴兵年齢と投票年齢の矛盾や、1960年代の若者の政治参加の高まりが背景にある。
  • 有権者層が大幅に拡大し、若い世代の政治参加と代表が大きく前進した。