北米の歴史

修正第14条は独立宣言に含まれる?2つの文書の違いをわかりやすく解説

結論から言うと、アメリカ合衆国憲法修正第14条は、独立宣言には含まれていません。この2つは、成立した時期も目的もまったく異なる、別個の歴史的重要文書です。

独立宣言とは何か

独立宣言は1776年7月4日に採択・署名された、アメリカ合衆国の建国文書です。当時の13植民地がグレートブリテン(イギリス)からの独立を宣言した歴史的な文書であり、「すべての人間は平等に造られている」という有名な一節でも広く知られています。

憲法修正第14条とは何か

一方、憲法修正第14条は1868年7月9日に批准されました。南北戦争後の復興期(レコンストラクション時代)に採択されたこの条項は、市民権の保障と法の下での平等な保護を定めたものであり、元奴隷の権利を法的に守る上で極めて重要な役割を果たしました。

2つの文書の違いを整理

  • 独立宣言:1776年7月4日採択。13植民地がイギリスからの独立を宣言した建国文書。
  • 修正第14条:1868年7月9日批准。市民権と法の下の平等を定めた合衆国憲法の修正条項。

つまり、修正第14条が属しているのは独立宣言ではなく、アメリカ合衆国憲法です。両者の間には約90年の隔たりがあり、独立宣言が国家の誕生を告げた文書であるのに対し、修正第14条はその後の社会正義と平等を実現するために加えられた法的枠組みだと言えます。