アメリカ合衆国は、50の州とワシントンD.C.に加えて、複数の海外領土を保有しています。これらは「米国海外領土」と呼ばれ、連邦政府の主権の下にありますが、州とは異なる特別な地位を持っています。
アメリカの主要な海外領土一覧
1. アメリカ領サモア(American Samoa)
南太平洋に位置する島嶼地域で、行政の中心地はパゴパゴです。住民は米国の国民(national)として扱われる一方、市民権を持たないという他の領土とは異なる独特な地位にあります。
2. グアム(Guam)
西太平洋のマリアナ諸島南部に位置する島で、首都はハガニアです。美しいビーチやショッピングスポットで知られ、日本からの観光客にも非常に人気のあるリゾート地です。米軍基地も経済の重要な柱となっています。
3. 北マリアナ諸島(Northern Mariana Islands)
グアムの北に位置する14の島々からなる自治領で、サイパン島が中心地です。ダイビングやゴルフなどの観光業が主要産業であり、温暖な気候と豊かな自然が魅力です。
4. プエルトリコ(Puerto Rico)
カリブ海に位置する米国最大の領土で、首都はサンフアンです。人口は約320万人に上り、住民は米国市民権を持っています。ただし、大統領選挙の一般投票権がないなど、州民とは異なる扱いを受けています。
5. 米領バージン諸島(U.S. Virgin Islands)
カリブ海の小アンティル諸島に位置する島嶼地域で、セントトーマス島、セントクロイ島、セントジョン島の3つの主要な島から構成されます。透き通った海と白砂のビーチで知られる世界的な観光地です。
米国領土の共通する特徴
これらの領土はいずれも「未編入領土(unincorporated territories)」に分類されます。住民は米国市民としての多くの権利を享受できる一方、連邦議会での投票権や大統領選挙への参加など、州民と完全に同じ権利を持つわけではない点が大きな特徴です。