北米の歴史

1928年のハーフペニーはアメリカドルでいくら?硬貨の存在と価値を徹底解説

「1928年のハーフペニー(半ペニー)は、アメリカの通貨に換算するといくらになるのか?」という質問への答えは、実は思っているよりも複雑です。最大のポイントは、アメリカ合衆国には「ハーフペニー」という名称の硬貨が存在しないという事実です。

そもそもアメリカに「ハーフペニー」は存在しない

アメリカでは「ペニー」という呼び名は1セント硬貨の愛称として広く使われていますが、その半分の価値にあたる「ハーフペニー」という硬貨は発行されたことがありません。最も近い存在だったのは「ハーフセント(半セント硬貨)」ですが、これも1857年に廃止されており、1928年の時点ですでに流通していませんでした。

したがって、「1928年製のアメリカのハーフペニー」というコイン自体が存在せず、ドルに換算する対象となる硬貨がないのです。

イギリスのハーフペニーとペニーの歴史

一方、イギリスでは旧貨幣制度のもとでハーフペニー(halfpenny)が長い間流通してきました。しかし、1971年2月の通貨の十進法化(デシマライゼーション)に伴い、旧ペニーは1971年に姿を消しました。それに先立ち、より価値の低いハーフペニーは1969年に、さらに小額のファージング(1/4ペニー)は1960年に、それぞれ法定通貨としての効力を失っています。

つまり、仮に手元にあるのがイギリスのハーフペニーであったとしても、現在ではどの国でも通用しない過去の硬貨ということになります。

1928年イギリス・ハーフペニーの収集価値

興味深いことに、イギリスでは1928年当時、ジョージ5世の肖像が刻まれたハーフペニーが実際に発行されており、今でもコレクター市場に出回っています。価値は保存状態によって大きく異なり、一般的な流通品であれば1枚あたりおよそ1〜5米ドル(150〜800円前後)、未使用に近い美品であればそれ以上の価格がつくこともあります。

希少性という点では決して高額なコインではありませんが、100年近い歴史を持つ小さな銅貨として、コレクションの入門編としては魅力的な一枚といえるでしょう。

まとめ

1928年の「ハーフペニー」をアメリカドルに換算する場合、まず確認すべきはその硬貨がどこの国のものかという点です。アメリカにハーフペニーは存在せず、イギリスの旧ハーフペニーもすでに廃止されています。もし1928年製のイギリス・ハーフペニーをお持ちであれば、額面としての価値はありませんが、収集品としては数ドル程度の価値が見込めます。正確な査定が必要な場合は、信頼できるコインディーラーや専門の鑑定機関に相談することをおすすめします。