北米の歴史

ジェファーソンは20ドル紙幣に描かれたことがある?その真相と20ドル紙幣の歴史

「トーマス・ジェファーソンが20ドル紙幣に描かれたのは何年か?」という質問に対する答えは、実はシンプルです。ジェファーソンが20ドル紙幣に登場したことは一度もありません。

20ドル紙幣に描かれているのはアンドリュー・ジャクソン

現在のデザインの20ドル紙幣に肖像が採用されているのは、第7代アメリカ合衆国大統領のアンドリュー・ジャクソンです。1928年(1929年発行シリーズ)の紙幣刷新以降、約100年近くにわたってジャクソンの肖像が使われ続けてきました。

なお、ジェファーソンは2ドル紙幣や5セント硬貨(ニッケル)に描かれている人物として知られており、混同されることも多いのですが、20ドル紙幣との関わりはありません。

ハリエット・タブマンへの交代計画

2016年、オバマ政権下の米国財務省は、20ドル紙幣の新デザインにハリエット・タブマンを起用し、ジャクソンと交代させる方針を発表しました。奴隷から逃れ、多くの人々を自由へ導いた「地下鉄道」の案内人として知られるタブマンが、米国紙幣の表面に登場する初のアフリカ系アメリカ人女性となる予定です。

ただし、この紙幣刷新は政権交代などにより何度も延期されており、現時点では2030年頃の発行が見込まれています。つまり、「最近すでに交代した」というより、「交代が決定しているが実現は今後」というのが正確な状況です。

まとめ

  • ジェファーソンが20ドル紙幣に描かれた年は存在しない
  • 1928年の刷新以来、20ドル紙幣にはアンドリュー・ジャクソンが描かれている
  • ハリエット・タブマンへの交代が決定済みだが、発行は2030年頃に延期されている