1775年4月19日にマサチューセッツ州で行われたレキシントン・コンコードの戦いは、アメリカ独立戦争の幕開けとなった歴史的な出来事です。では、この運命の日、天候はどのような状況だったのでしょうか。
当日の天気:春先の涼しい曇り空
戦いが行われた1775年4月19日は、まだ春の入りということもあり、所により曇りで気温は低めという、初春らしい涼しい天気でした。氷点下まで下がることはなかったものの、薄手の軍服で長時間屋外で行動するには決して快適とは言えない寒さだったと考えられます。
各地の気温
- レキシントン: 約44℉(約7℃)
- コンコード: 約43℉(約6℃)
天候が戦いに与えた影響
4月のニューイングランド地方は、朝晩の冷え込みが残る時期です。イギリス軍の兵士たちは夜間から早朝にかけてボストンを出発し、長距離の行軍を強いられました。冷え込んだ気温の中での行軍は、兵士たちの体力を大きく消耗させたと伝えられています。
また、春先特有のぬかるんだ道や夜露に濡れた草地も、部隊の移動に少なからず影響を与えたと言われています。一方で、雨や霧に見舞われることはなく視界も確保されていたため、両軍ともに戦闘を行うことができました。
こうした条件下で交わされたこの戦いは、後に「聞くところによれば世界中を回る銃声」と称されることになる、アメリカ独立戦争最初の銃撃戦となったのです。