アメリカ南北戦争(American Civil War)で勝利を収めたのは、北部諸州からなる北軍(ユニオン)です。この戦争は1861年から1865年までの4年間にわたって続きました。
南北戦争とはどんな戦争だったのか
南北戦争は、奴隷制や州の権限をめぐる対立を背景に、工業化が進む北部(北軍・ユニオン側)と、農園経済に依存し奴隷制を維持しようとした南部(南軍・南部連合側)との間で勃発しました。1861年にサムター要塞への攻撃をきっかけとして開戦し、アメリカ史上最も犠牲者の多い戦争となりました。
北軍の勝利がもたらしたもの
1865年4月、ロバート・E・リー将軍率いる南軍がアポマトックス・コートハウスで降伏し、戦争は北軍の勝利によって終結しました。この結果、次のような歴史的な転換点がもたらされました。
- 奴隷制の廃止: リンカーン大統領による「奴隷解放宣言」(1863年)を経て、1865年に憲法修正第13条が批准され、合衆国全土で奴隷制が正式に廃止されました。
- 国家統一の維持: 分離独立を図った南部連合の敗北により、合衆国の統一が守られました。
- 再建時代の始まり: 戦後の南部では、復興と元奴隷の権利確立を目指す「再建(レコンストラクション)」の時代が幕を開けました。
まとめ
南北戦争は北軍(ユニオン)の勝利に終わり、その結果としてアメリカにおける奴隷制は廃止されました。約400万人の奴隷が解放されたこの戦争は、アメリカの歴史における最重要の転換点の一つとされています。