結論から言うと、複数の国同士が戦った「内戦」は存在しません。内戦(ないせん)とは、そもそも一つの国家の内部で、同じ国の国民同士が戦う紛争を指す言葉だからです。
内戦の定義
内戦(civil war)とは、同一国家の内部において、政府軍と反政府勢力、あるいは国民同士の派閥・地域集団の間で行われる武力紛争のことです。英語の「civil」には「市民の」「国内の」という意味があり、これが内戦の本質を表しています。
内戦と国際紛争の違い
複数の主権国家が互いに武力衝突する場合は、「国際紛争」や「国家間戦争」と呼ばれ、内戦とは区別されます。つまり、戦いの当事者が国内の勢力同士か、それとも別々の国かが大きな分かれ目となります。
歴史上の内戦の例
参考までに、代表的な内戦としては以下のようなものが挙げられます。
- アメリカ南北戦争(1861年〜1865年):北部と南部の対立による米国内の紛争
- スペイン内戦(1936年〜1939年):共和派と国民派の争い
- 中国の国共内戦(1927年〜1949年):国民党と共産党の対立
いずれも「一つの国の中で起きた戦い」である点が共通しており、これこそが内戦の定義に合致する理由です。