北米の歴史

アメリカの1セント硬貨(ペニー)は銅?銀?亜鉛?その正体となる成分を徹底解説

「ペニー」と呼ばれるアメリカの1セント硬貨。見た目は赤茶色で銅製に思えますが、実は現代のペニーの主成分は亜鉛です。この記事では、ペニーを構成する金属の成分とその理由について詳しく解説します。

現在のペニーの成分:97.5%が亜鉛

1982年以降に鋳造されたアメリカの1セント硬貨は、内部のコア(芯)が97.5%の亜鉛でできており、その外側を2.5%の銅で薄くメッキした構造になっています。

この薄い銅のメッキこそが、ペニー特有の赤褐色(ブラウン)の色合いを生み出している要因です。また、腐食しやすい亜鉛の芯を外部の空気や湿気から保護する役割も果たしています。

なぜ銅から亜鉛へ変わったのか?

1982年以前のペニーは、95%の銅と5%のスズ・亜鉛の合金で作られていました。しかし、銅の価格が高騰した結果、1枚あたりの材料費が額面の1セントを上回ってしまう事態に陥りました。

そこで造幣局は、安価な亜鉛を芯に使い、表面だけを銅で覆うという方法を採用することで、コスト削減を実現しました。この構造は現在まで引き継がれています。

銀は含まれているのか?

結論から言うと、ペニーに銀は一切含まれていません。赤褐色の見た目から貴金属を連想する人もいますが、現代のペニーはあくまで「亜鉛+銅メッキ」の構成です。

まとめ

アメリカの1セント硬貨(ペニー)は、
・芯:亜鉛97.5%
・表面:銅2.5%(メッキ)
という構成であり、銀は含まれていません。銅の色はあくまで表面の薄いメッキによるもので、硬貨の大部分は亜鉛でできているのです。