北米の歴史

第二次レッドスケアの時代、米国の指導者たちが「世界的な共産主義運動を主導している」と懸念した国はどこ?

答え:ソビエト連邦(ソ連)

第二次レッドスケア(第二次赤狩り)の時代、アメリカ合衆国の指導者たちが「世界的な共産主義運動を主導しているのではないか」と強く懸念した国は、ソビエト連邦(ソ連)でした。

第二次レッドスケアとは

第二次レッドスケアとは、およそ1947年から1950年代後半にかけてアメリカ国内で起こった反共産主義的な社会現象です。第一次世界大戦後に発生した「第一次レッドスケア」と区別するため、このように呼ばれます。

第二次世界大戦の終結後、東西冷戦が本格化する中で、「共産主義者が政府機関や社会の中枢に潜り込んでいるのではないか」という不安がアメリカ全土に急速に広がりました。

マッカーシズムとその影響

共和党の上院議員ジョセフ・マッカーシーが「政府内部に共産党員が潜入している」と公に主張し、大規模な告発キャンペーンを展開したことから、この時代の過激な反共主義は「マッカーシズム」とも呼ばれています。

当時の主な動きとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 下院非米活動委員会(HUAC)による公聴会や尋問の実施
  • ハリウッド・ブラックリストによる映画関係者の追放
  • アルジャー・ヒス事件やローゼンバーグ夫妻のスパイ事件といった要人の摘発

恐怖を煽った国際情勢

ソ連による東欧諸国の共産化、1949年のソ連による原子爆弾実験の成功、中国における共産革命の成立など、相次ぐ国際的な出来事が、アメリカ国内の「赤い脅威」への恐れを一層現実味のあるものにしました。

まとめ

つまり、第二次レッドスケアの最中に、米国の指導者たちが「世界的な共産主義運動の中心勢力」であると懸念した国はソビエト連邦です。こうした恐怖心は、冷戦期におけるアメリカの政治・社会・文化に長きにわたり影を落とすこととなりました。