アメリカ合衆国の移民史において象徴的な存在となっているエリス島。1892年から1954年までの間、約1200万人もの移民がこの島を通って新天地アメリカへと足を踏み入れました。
最多の移民を送り出したのはイタリア
エリス島を経由して最も多くの移民を送り出した国はイタリアです。1892年から1924年の間に、1000万人以上のイタリア系移民がエリス島に到着しました。当時の南イタリアでは貧困や政治的混乱が深刻で、多くの人々がより良い生活を求めて海を渡ったのです。
エリス島への移民数 国別ランキング(上位10か国)
- イタリア: 1000万人以上
- ロシア: 250万人以上
- オーストリア: 200万人以上
- ドイツ: 150万人以上
- イギリス: 100万人以上
- ポーランド: 90万人以上
- ハンガリー: 80万人以上
- チェコスロバキア: 70万人以上
- スウェーデン: 60万人以上
- ルーマニア: 50万人以上
数字を読む際の注意点
これらの統計は、エリス島に到着した移民の数を示したものであり、必ずしも出身国そのものを正確に反映しているわけではない点に留意が必要です。中には、最終目的地として南北アメリカ大陸の他の国々へ向かう途中でエリス島に立ち寄った人々も含まれています。
また、ロシアからの移民には、当時ロシア帝国の支配下にあったポーランドやバルト諸国など、現在では独立国家となっている地域の出身者も多く含まれていました。このため、国境の変遷を考慮すると、実際の出身地の分布はさらに複雑であるといえます。