誤り(偽)です。
入植者がイギリスを離れた本当の理由
アメリカに移住したイギリス人入植者の多くは、国王がすべての権力を握り、あらゆる法律を一人で制定することには賛同していませんでした。むしろ、そのような絶対的な王権への反発こそが、彼らが新大陸へ渡った主な理由の一つだったのです。
多くの入植者は、自分たちの手で法律を作り、自らを統治する機会を強く求めていました。例えば、バージニア植民地では1619年に「バージェス会議」が設立され、北米初の代議制議会として住民自身による政治参加が始まりました。また、ピルグリム・ファーザーズがメイフラワー号で渡航した際に結んだ「メイフラワー誓約」も、人々が合意に基づいて自ら統治を行う意志を示した重要な文書です。
自治の伝統が独立への道を開いた
このように、アメリカの植民地では早い段階から自治の伝統が根付いていました。18世紀半ば以降、イギリス本国が課税や貿易統制を強化すると、入植者たちは「代表なくして課税なし」というスローガンを掲げて本国の支配に強く反発しました。この自治への強い志向こそが、最終的に1776年のアメリカ独立宣言へとつながっていくのです。