アメリカ独立戦争(1775年〜1783年)が行われていた当時、「インディアナ州」という州はまだ存在していませんでした。そのため、独立戦争の時代に人々がインディアナ州について言及したり、そこへ連絡を取ったりすることはあり得なかったのです。
インディアナが州になるまでの歴史
独立戦争当時のインディアナ地方
現在のインディアナ州にあたる地域は、18世紀後半には主にネイティブ・アメリカン(先住民)の諸部族が暮らすフロンティア(辺境)地帯であり、イギリスなどが領有権を主張していました。州としての行政区分はもちろん、準州としての組織もまだ存在していませんでした。
北西準州の成立
1783年のパリ条約により、イギリスはミシシッピ川以東の広大な土地をアメリカ合衆国へ譲渡しました。その後、1787年に制定された北西部条例(Northwest Ordinance)によって「北西準州」が設立され、この地域は徐々に合衆国の統治下へと組み込まれていきました。
インディアナ準州から州へ
1800年、北西準州から分割される形でインディアナ準州が正式に組織されました。そして1816年12月11日、インディアナは合衆国19番目の州として連邦に加盟し、ようやく「インディアナ州」が誕生したのです。
まとめ
つまり、アメリカ独立戦争の時点でインディアナは州であるどころか、準州としてすら存在しておらず、あくまで先住民が暮らす辺境の土地でした。「インディアナ州」という行政区分が確立したのは、独立戦争から約30年以上が経過した1816年のことです。この時代背景を理解すると、独立戦争とインディアナ州の歴史がまったく異なる時間軸で語られるべきものであることがわかります。