1943年スチール・セントとは?
1943年にアメリカ合衆国で発行された1セント硬貨は、第二次世界大戦の影響で軍事用途に銅を回す必要があったため、従来のブロンズ(銅合金)ではなく、亜鉛メッキを施した鋼鉄で製造されました。銀灰色の金属光沢が特徴的なこの「スチール・ペニー」は、わずか1年のみの発行ということもあり、現在でも多くのコレクターに人気のあるコインです。
グレード別の価値一覧
下の表は、1943年スチール・セントの保存状態(グレード)ごとの大まかな市場価格です。コインの価値は主に表面(オバース)のコンディションによって評価され、裏面(リバース)のデザインは1943年発行分すべて共通です。
| グレード | 詳細グレード | 評価額の目安 |
|---|---|---|
| 未使用(Uncirculated) | MS-65 | 18〜24ドル |
| 準未使用(About Uncirculated) | AU-50 | 11〜13ドル |
| 極美品(Extra Fine) | EF-40 | 4〜5ドル |
| 美品(Fine) | F-12 | 約1.15ドル |
| ごく良品(Very Good) | VG-8 | 約0.55ドル |
| 良品(Good) | G-4 | 約0.20ドル |
グレードの目安について
MS(Mint State)は流通していない未使用品、AU(About Uncirculated)はごくわずかに使用感がある状態、EF〜Gは使用による摩耗の程度を示します。同じ年号のコインでも、保存状態次第で価値に大きな差がつきます。
鑑定と注意点
スチール製であるかどうかは、磁石にくっつくかどうかで簡単に確認できます。また、鋼鉄製のため湿気による錆(サビ)が発生しやすく、錆の程度が価値を左右することもありますので、乾燥した環境での保管がおすすめです。
なお、1943年に誤って銅(ブロンズ)で打たれたとされる希少な1セント硬貨は、オークションで100万ドル超の価格がついた例もある超レアコインとして知られています。手元の1943年セントが銅色をしている場合は、専門機関での鑑定を受けてみるとよいでしょう。