アメリカ南北戦争(1861年〜1865年)における最初の戦闘は、サムター要塞の戦いであり、この戦闘はサウスカロライナ州で行われました。開戦の日付は1861年4月12日です。
サムター要塞の戦いとは
サムター要塞は、サウスカロライナ州チャールストン港に位置する海軍要塞でした。当時、同要塞は北軍(合衆国軍)が引き続き駐留していた数少ない拠点の一つでした。
1860年12月にサウスカロライナ州が合衆国からの脱退を宣言したことをきっかけに、南部諸州が次々と脱退し、アメリカ連合国(南軍)を結成しました。こうした緊張の中、南軍は北軍の補給・増援の動きに対して強硬な姿勢を強めていきました。
開戦の経緯
1861年4月12日未明、南軍はチャールストン港のサムター要塞へ砲撃を開始しました。要塞を守る北軍のロバート・アンダーソン少佐率いる守備隊は約34時間にわたる砲撃を受けましたが、弾薬や物資が枯渇したため、翌4月13日に降伏しました。
幸いにも、この戦闘による戦死者は両軍合わせて皆無でしたが、この砲撃こそが南北戦争の幕開けとなりました。
歴史的な意義
サムター要塞への攻撃を受けて、リンカーン大統領は直ちに7万5千人の志願兵の召集を発表し、北部各州もこれに応じて戦争態勢に入りました。その後、バージニア州などさらなる南部諸州が脱退し、戦争は4年にわたる全国規模の内戦へと拡大していきました。
つまり、南北戦争最初の戦場となったのはサウスカロライナ州であり、その小さな島の要塞での一発の砲撃が、アメリカ史上最も犠牲の大きかった内戦の始まりを告げたのです。