北米の歴史

アメリカ独立戦争の全貌:1776年〜1783年の主要な出来事を年表で解説

はじめに

1776年から1783年は、アメリカ合衆国がイギリスからの独立を勝ち取った激動の7年間です。この記事では、アメリカ独立戦争(アメリカ革命戦争)の主要な出来事を年ごとに整理し、建国への道のりをわかりやすく振り返ります。

1776年:独立宣言と開戦

  • 7月4日:大陸会議が「アメリカ独立宣言」を採択し、13植民地がイギリスからの独立を宣言しました。
  • 8月27日:ロングアイランドの戦いが勃発。独立戦争における最初の本格的な大会戦となりました。
  • 9月15日:イギリス軍がニューヨーク市を占領しました。
  • 12月25日〜26日:ジョージ・ワシントン率いる大陸軍がデラウェア川を渡河し、ニュージャージー州トレントンを奇襲して勝利を収めました。

1777年:転機となる勝利

  • 1月3日:プリンストンの戦いで大陸軍が勝利しました。
  • 8月16日:ベニントンの戦いでアメリカ軍が勝利しました。
  • 10月17日:サラトガの戦いでイギリス軍が降伏。この決定的な勝利が、フランスの参戦を後押しする大きな転機となりました。
  • 11月15日:アメリカ初の憲法とも言える「連合規約」が採択されました。

1778年:フランスとの同盟

  • 2月6日:フランスがアメリカ合衆国を独立国家として正式に承認し、同盟条約および通商条約に調印しました。
  • 6月18日:イギリス軍がフィラデルフィアから撤退しました。
  • 6月28日:モンマスの戦いが行われ、実質的に引き分けに終わりました。

1779年:各地での攻防

  • 同年夏〜秋:サリバン遠征が実施され、アメリカ軍はイロコイ連邦に対する作戦で成功を収めました。
  • 10月9日:フランス・アメリカ連合軍によるジョージア州サバンナ攻略の試みは失敗に終わりました。

1780年:一進一退の戦況

  • 5月12日:イギリス軍がサウスカロライナ州チャールストンを占領しました。
  • 8月16日:カムデンの戦いでイギリス軍が勝利しました。
  • 10月7日:キングスマウンテンの戦いでアメリカ軍が勝利しました。

1781年:決着の年

  • 1月17日:カウペンズの戦いでアメリカ軍が勝利しました。
  • 10月19日:バージニア州ヨークタウンでイギリス軍の主力部隊が降伏。ここに独立戦争は事実上の決着を迎えました。

1783年:平和条約の締結

  • 9月3日:「パリ条約」が調印され、イギリスはアメリカ合衆国の独立を正式に承認しました。
  • 11月25日:最後のイギリス軍部隊がニューヨーク市から撤退しました(現在も「撤退記念日」として知られています)。
  • 12月23日:ジョージ・ワシントンが大陸軍総司令官を辞任し、軍人が権力を握らないという文民統制の伝統を確立しました。

なお、パリ条約は翌1784年1月14日に、メリーランド州アナポリスで開催された大陸会議によって正式に批准されています。

まとめ

1776年の独立宣言から1783年のパリ条約調印まで、アメリカ独立戦争は苦難と勝利の連続でした。サラトガの勝利によるフランスの同盟参加、そしてヨークタウンでの決定的な降伏など、数々の転機を経て、新しい国家アメリカ合衆国が誕生したのです。この時代の流れを知ることは、現代のアメリカ政治や社会の基盤を理解するうえでも非常に重要です。