1945年から1950年にかけて、第二次世界大戦の終結を機に、アジアや中東を中心として多くの国が植民地支配からの脱却を果たし、独立を達成しました。この時期は「脱植民地化」の流れが本格的に始まった重要な転換点であり、現在の世界地図が形作られる出発点となりました。
ここでは、1945年から1950年までの間に独立した主な国を、年ごとに整理してご紹介します。
1945年に独立した国
- インドネシア(オランダから独立)― 8月17日、スカルノ大統領が独立を宣言しました。
- ベトナム(フランスから独立)― 9月2日、ホー・チ・ミンによりベトナム民主共和国の独立が宣言されました。
1946年に独立した国
- ヨルダン(トランスヨルダン)(イギリスから独立)
- フィリピン(アメリカから独立)― 7月4日に正式な独立を達成しました。
- シリア(フランスから独立)
- レバノン(フランスから独立)
1947年に独立した国
- インド(イギリスから独立)― 8月15日、「インドの真珠」と呼ばれた英領インド帝国の中核として独立しました。
- パキスタン(イギリスから独立)― インドと同時に、イスラム教徒多数派地域として分離独立しました。
- ビルマ(現ミャンマー)(イギリスから独立)― 1948年1月4日に独立します。
- セイロン(現スリランカ)(イギリスから独立)― 1948年2月4日に自治領として独立しました。
※厳密にはビルマとセイロンの独立は1948年ですが、いずれも1947年からの独立プロセスの中で実現したものです。
1948年に独立した国
- イスラエル(イギリスの委任統治から独立)― 5月14日に建国を宣言しました。
- 韓国(大韓民国)(日本の統治から独立)― 8月15日に政府樹立を宣言しました。
- 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)(日本の統治から独立)― 9月9日に建国されました。
1950年に独立した国
- リビア(イタリアから独立)― 第二次世界大戦中の連合国による占領を経て、1951年12月24日に王国として正式に独立しました。
まとめ:戦後独立の波とその意義
この時期に独立を果たした国々の多くは、それまでオランダ、フランス、イギリス、アメリカ、日本などの列強による植民地支配または占領下に置かれていました。第二次世界大戦によって宗主国側の勢力が弱体化したことが、独立運動の加速につながりました。
また、これらの独立は単なる政治的変革にとどまらず、その後のアジア・アフリカ諸国の民族自決の機運を高め、1955年のバンドン会議や非同盟運動の発展へとつながっていきました。1960年代には「アフリカの年」を迎えるなど、脱植民地化の波はさらに世界中へと広がっていくことになります。