現在流通しているメキシコペソ(MXN)は、1993年1月1日に導入されました。それまで使用されていた旧メキシコペソ(MXP)に代わる新しい通貨として発行されたものです。
なぜ新しいペソが導入されたのか?
この通貨改革の背景には、1980年代にメキシコで深刻化したハイパーインフレーションがあります。急激な物価上昇により、旧ペソの価値は大幅に下落し、高額紙幣の発行が常態化していました。
そこで政府は通貨の信頼性を回復することを目的に、1,000旧ペソ(MXP)= 1新ペソ(MXN)というレートでのデノミネーションを実施しました。これにより、価格表記が大幅に簡素化され、経済取引がしやすくなりました。
現在のメキシコペソについて
導入から30年以上が経過した現在も、メキシコペソは中南米で最も取引量の多い通貨の一つとして安定した地位を保っています。国際通貨コードは「MXN」で、米ドルとの交換レートはメキシコ経済の重要な指標となっています。