北米の歴史

老人山(オールドマン・オブ・ザ・マウンテン)とはどんな岩?ニューハンプシャーの伝説的な花崗岩断崖

老人山(オールドマン・オブ・ザ・マウンテン)とは

老人山(オールドマン・オブ・ザ・マウンテン)は、アメリカ合衆国ニューハンプシャー州のフランコニア・ノッチ州立公園内にあるキャノン山の断崖に見られた、世界的に有名な天然の花崗岩の岩層です。

氷河の浸食によって削り出された複数の花崗岩の岩盤が組み合わさることで、遠くから眺めると、まるで横顔の老人が谷を見下ろしているように見えました。この神秘的な姿が「老人山」という名前の由来となっています。

ニューハンプシャー州のシンボル

老人山は1805年に発見されて以来、約200年間にわたってニューハンプシャー州の象徴として親しまれてきました。地元では「グレート・ストーン・フェイス(偉大なる石の顔)」とも呼ばれ、州の25セント硬貨やナンバープレート、観光ポスターなど、さまざまな場面でその姿が描かれています。

2003年についに崩落

長年の風化と凍結融解の繰り返しに耐えてきた老人山でしたが、2003年5月3日の夜間についに崩落し、かつての姿は失われてしまいました。現在でも展望台から崩落跡を望むことができ、付近にはプロファイル・プラザという記念施設が設けられ、鉄製の枠組みを通じて当時の輪郭をしのぶことができます。