北米の歴史

ニュージャージー・プランの議会はいくつの院で構成されていたのか?

ニュージャージー・プラン(New Jersey Plan)は、1787年のフィラデルフィア憲法制定会議において、小規模州の代表者たちによって提出された憲法案です。このプランの中核をなすのは、各州が人口の大小にかかわらず平等な票を持つ一院制の議会を設けるという提案でした。

議会の構成は「一院」だった

ニュージャージー・プランの条文には、立法府の院数について明確な記述はありません。しかし、その内容から議会は一院(unicameral)のみで構成されると推測できます。つまり、上院や下院のような二院制ではなく、すべての州が同数の代表を送る単一の議会を想定していたのです。

ヴァージニア・プランとの対比

この点は、人口比例で代表数を決める二院制の議会を提唱したヴァージニア・プラン(Virginia Plan)との対比で理解すると分かりやすくなります。

  • ニュージャージー・プラン: 一院制・各州平等の投票権(小規模州に有利)
  • ヴァージニア・プラン: 二院制・人口に比例した代表数(大規模州に有利)

後世への影響

最終的に採用されたのは両者の妥協案である「コネチカット妥協(Great Compromise)」で、下院は人口比例、上院は各州2名ずつの平等代表という現在の米国連邦議会の形が確立しました。ニュージャージー・プランの一院制の考え方は直接には採られませんでしたが、「州の平等性」を重視する精神は上院制度に受け継がれています。