北米の歴史

テキサス州には何人のドイツ系住民が暮らしている?最新データを解説

テキサス州のドイツ系人口は約82万人

アメリカ合衆国国勢調査局が実施する「アメリカン・コミュニティ・サーベイ(ACS)」の2018年5年推計によると、テキサス州にはおよそ82万6,000人のドイツ系(ドイツ祖籍)の人々が暮らしていることがわかっています。

なぜテキサスにドイツ系が多いのか?

ドイツ系アメリカ人は、テキサス州において最大級の祖先グループの一つです。その背景には、19世紀半ばから後半にかけての大規模なドイツ移民の波があります。当時、政治的混乱や経済的困窮を避けて故郷を離れた多くのドイツ人移民が、豊かな土地と新しい機会を求めてテキサスへ移住しました。

彼らは現在のヒル・カントリー地域を中心に入植し、フレデリックスバーグ(Fredericksburg)やニューブローンフェルズ(New Braunfels)といったドイツ文化色の強い町を築き上げました。これらの街では今もなお、ドイツ料理、ビール醸造、オクトーバーフェストなどの伝統行事が受け継がれています。

全米的にも最大規模の祖先グループ

実はドイツ系は、テキサス州だけでなく全米レベルでも最も多いとされる祖先グループです。数世代を経て英語が母語となり、同化が進んだため「ドイツ系」と自認する人口は減少傾向にあるものの、テキサス州の文化や地域社会には今もドイツ移民たちの足跡が色濃く残っています。