北米の先住民族が建てたロングハウス(長屋)の大きさは、その文化や地域によって大きく異なっていました。ここでは、代表的な2つの文化圏である「イロコイ族」と「太平洋岸北西部沿岸の民族」のロングハウスについて、平均的な寸法をご紹介します。
イロコイ族のロングハウス
イロコイ族(ハウデノショーニー)は、現在のニューヨーク州周辺に暮らしていた民族で、複数の家族がひとつ屋根の下で共同生活できる大型のロングハウスでよく知られています。
長さ
長さは一般的に15.2メートルから30.5メートル(約50〜100フィート)、場合によってはそれ以上に及びました。大家族や複数の家族を受け入れるために建てられたものでは、最長61メートル(約200フィート)に達する例もありました。
幅
幅はおおむね5.5〜6.1メートル(約18〜20フィート)程度でした。
太平洋岸北西部沿岸民族のロングハウス
太平洋岸北西部(現在のカナダ・ブリティッシュコロンビア州からアメリカ・ワシントン州、オレゴン州にかけての沿岸地域)では、サケなど豊かな漁業資源を背景として、大規模なロングハウスが数多く建造されました。
長さ
長さはおよそ12.2〜30.5メートル(約40〜100フィート)の範囲で、それを超えるものもありました。
幅
幅は様々でしたが、イロコイ族のロングハウスよりも広い傾向があり、幅12.2メートル(約40フィート)以上に達するものも見られました。中にはさらに幅の広い大型の住居も存在していました。