北米の歴史

アラスカが州になるまで、アメリカはどれくらいの期間所有していたのか?

アメリカ合衆国は、アラスカを90年間所有した後、同地を州として迎え入れました。1867年3月30日、アメリカはロシア帝国からアラスカを720万ドル(1エーカーあたり約2セント)で購入しました。その後、1959年1月3日、アラスカは正式に合衆国49番目の州となりました。

アラスカ購入の背景

当時のアメリカ国務長官ウィリアム・スワードが主導したこの領土取得は、当初「スワードの愚行(Seward's Folly)」や「スワードの冷蔵庫」と呼ばれ、世間からは懐疑的な目で見られていました。広大な雪と氷の土地に大金を支払う価値があるのか、多くの人々が疑問を抱いていたのです。

しかし、その後クロンダイク・ゴールドラッシュをはじめとする金鉱の発見、さらには石油や天然ガスなど豊富な地下資源が見つかったことで、この購入は「歴史上最もお得な不動産取引の一つ」として再評価されることになりました。

州への道のり

購入後、アラスカは長らく合衆国の直轄領として扱われ、1912年には「アラスカ準州」となりました。第二次世界大戦中のアリューシャン列島での戦闘を経て、冷戦時代における北太平洋地域の戦略的重要性が高まると、州昇格への機運が一気に高まりました。

こうした流れの中で1959年1月3日、アラスカは49番目の州として合衆国に加盟。同年8月にはハワイが50番目の州として加わり、現在の50州体制が完成しました。

アラスカという「巨大な州」

アラスカの面積は約171万平方キロメートルに及び、アメリカ合衆国で最も大きな州です。これは全土のおよそ5分の1を占め、2位のテキサス州の約2.4倍に相当します。人口は少ないものの、豊かな自然資源と観光資源を有する、合衆国にとって重要な州となっています。