北米の歴史

南北戦争におけるニューヨーク(ヤンキー)の知られざる事実10選

南北戦争とニューヨーク:北部連邦を支えた巨人

アメリカ南北戦争(1861年〜1865年)において、ニューヨーク州は北部連邦(ユニオン)側にとって最も重要な州の一つでした。ここでは、戦時中のニューヨークに関する興味深い歴史的事実を紹介します。

一度も撤退しなかった第69ニューヨーク連隊

「アイルランド旅団」としても知られる第69ニューヨーク連隊は、別名「ファースト・アイリッシュ連隊」と呼ばれ、南北戦争中、一度も戦闘から撤退しなかったことで有名になりました。彼らの勇猛さは今もなお語り継がれています。

25万人を超えるニューヨーク出身の兵士

南北戦争中、25万人以上のニューヨーカーが北部連邦軍として参戦しました。これは全連邦軍のおよそ7分の1に相当する数で、ニューヨークがいかに北軍の中核を担っていたかがわかります。

オールバニ地区で鋳造された2,000門の大砲

戦争期間中、ニューヨーク州のオールバニ周辺では約2,000門の大砲が鋳造されました。ニューヨークは兵員だけでなく、兵器生産の面でも北軍を支える重要な拠点だったのです。

両陣営で戦ったアイルランド系移民

興味深いことに、アイルランド系移民は人口比を大きく上回る数で、北軍・南軍の両方に従軍していました。当時のアメリカ社会におけるアイルランド人コミュニティの規模と影響力を物語る事実です。

終戦まで連邦軍の手にあったニューヨーク港の要塞

ニューヨーク湾に位置する有名な要塞群——フォート・ジェイ、フォート・コロンバス、キャッスル・クリントン——は、戦争期間中ずっと北部連邦軍の管理下に置かれました。

ゲティスバーグの戦いと第140ニューヨーク連隊

リンカーン大統領の義勇兵募集呼びかけに応えて最初期に編成された部隊の一つである第140ニューヨーク連隊。そのゲティスバーグの戦いにおける功績を称える記念碑が、2013年に建立されました。

北軍を支えたドイツ系移民

ニューヨーク市に住む多くのドイツ系移民もまた、南北戦争中に北部連邦軍として戦いました。移民たちは北軍の戦力において欠かせない存在でした。

1863年の徴兵暴動

1863年7月、ニューヨーク市で発生した徴兵制への抗議暴動は、100名以上の死者と、数十万ドルに及ぶ損害をもたらす悲劇となりました。戦時中の市民社会の緊張関係を示す出来事です。