北米の歴史

南北戦争のきっかけとなった出来事は何だったのか?

サムター要塞の戦い――南北戦争の幕開け

1861年4月12日、南軍(アメリカ連合国軍)がサウスカロライナ州のサムター要塞を攻撃したことをきっかけに、アメリカ南北戦争が勃発しました。この開戦の背景には、「州の権利」と「奴隷制」をめぐる数十年にわたる深刻な対立がありました。

北軍(合衆国側)は、アメリカ合衆国の統一と国家としての一体性を何よりも重視していました。一方、南部諸州(アメリカ連合国)は、奴隷制を基盤とする自らの経済体制や生活様式を守り抜こうとしていました。両者の主張は到底折り合うことができず、ついに武力衝突へと発展したのです。

4年間の内戦がもたらしたもの

サムター要塞の戦いは、その後4年間に及ぶ血みどろの戦いの口火を切ることとなりました。膨大な犠牲を払った末に戦争は終結し、その結果、奴隷たちは解放され、アメリカ合衆国は分裂の危機を乗り越えて、一つの国家としての存続を確かなものにしました。