NLRBは現在も存在している
はい、全米労働関係委員会(NLRB:National Labor Relations Board)は現在も存在しており、アメリカ合衆国の労働関係において重要な役割を担い続けています。
NLRBは、民間部門における労働者と使用者の双方の権利を保護する「全国労働関係法(National Labor Relations Act)」を執行する独立した連邦政府機関です。労働者の団結権や団体交渉権の保障、不当労働行為の審査など、公正な労使関係の維持に不可欠な機関となっています。
設立の背景と歴史
NLRBは1935年、フランクリン・D・ルーズベルト大統領が推進したニューディール政策の一環として設立されました。世界恐慌後の社会経済的な混乱の中で、労働者の権利保護を目的としたこの制度は、アメリカの労働法制における画期的な転換点となりました。
組織体制と運営
NLRBの本部は首都ワシントンD.C.に置かれており、全米各地に27の地域事務所を有し、幅広い地域をカバーしています。
機関の運営は5人の委員からなる理事会によって行われます。委員は合衆国大統領が上院の助言と承認(advice and consent)を得たうえで任命し、任期は5年です。さらに、大統領が委員の中から1名を委員長に指名する仕組みとなっています。