アメリカ合衆国憲法が署名された日
アメリカ合衆国憲法は、1787年9月17日、ペンシルベニア州フィラデルフィアで開催された憲法制定会議(フィラデルフィア会議)において、出席していた39人の代表者によって署名されました。この日付は、世界最古の成文憲法の一つが誕生した歴史的な瞬間として記録されています。
憲法制定会議とは
憲法制定会議は1787年5月から9月にかけて、約4か月間にわたり開催されました。当初は当時の基本法である「連合規約」の改正を目的としていましたが、議論が進むうちに、より強力な中央政府を持つ新しい国家の枠組みを定める憲法の起草へと発展しました。会議には13州から55人の代表者が集まり、初代大統領となるジョージ・ワシントンが議長を務めました。
全員が署名したわけではない
最終日に憲法へ署名したのは39人でした。残りの代表者の一部は、個人の自由を保障する権利章典の不在や、中央政府への権限集中などを懸念し、署名を拒否しています。この懸念は後に「権利章典(合衆国憲法修正第1条〜第10条)」の制定につながりました。
署名後の流れと憲法記念日
署名された憲法は、その後各州の批准手続きを経て発効しました。1788年に発効に必要な9州の批准を達成し、1789年には新政府が正式に始動しています。現在、アメリカでは毎年9月17日が「憲法記念日(市民の日)」として制定され、この歴史的出来事が記念されています。