結論から言うと、ポール・リビアはリバティボウルを発明していません。この問いには前提となる誤解が含まれており、18世紀の歴史上の人物と現代のスポーツイベントが混同されています。
リバティボウルとは何か?
リバティボウル(Liberty Bowl)は、アメリカ合衆国で毎年開催されるカレッジフットボールのボウルゲームの一つです。1965年からテネシー州メンフィスで開催されており、シーズン終了時に強豪大学チーム同士が対戦する伝統ある大会として知られています。当然ながら、この大会が創設されたのは20世紀後半のことであり、ポール・リビアの時代とはまったく関係ありません。
ポール・リビアとはどんな人物?
ポール・リビア(Paul Revere、1735年〜1818年)は、アメリカ独立戦争期の銀細工師であり、愛国者(パトリオット)として活躍した人物です。1775年4月の有名な「真夜中の騎行」で、イギリス軍の進軍を植民地の民兵たちに急報したことで、アメリカ史における英雄として広く知られています。
なぜこのような誤解が生じたのか?
この混乱の背景には、ポール・リビアが優れた職人だったことが関係していると考えられます。彼のデザインをもとにした銀製のボウル(器)のレプリカは、現在でも人気のある贈答品として親しまれています。「リビア」という名前と「ボウル」という言葉が組み合わさったことで、スポーツのボウルゲームと結びつけて記憶してしまった人がいるのかもしれません。
しかし、リバティボウルという名称のカレッジフットボール大会は、ポール・リビアの死去から約150年後に登場したものであり、両者の間に直接的なつながりは一切ありません。