革命統一戦線はすでに活動を終えている
結論から言えば、革命統一戦線(Revolutionary United Front、略称:RUF)は現在存在していません。かつて西アフリカのシエラレオネで活動したこの反政府組織は、1991年から2002年まで続いたシエラレオネ内戦において、数々の暴力行為や深刻な人権侵害に関与したことで知られています。
シエラレオネ内戦とRUFの活動
RUFは1991年、フォデイ・サンコーらによって設立された武装反政府勢力でした。組織は「革命」を掲げて蜂起しましたが、実際には一般市民への襲撃、四肢切断などの残虐行為、少年兵の動員などを行い、国内外から強い非難を浴びました。また、ダイヤモンド鉱山の不法占拠による資金調達、いわゆる「紛争ダイヤモンド(ブラッド・ダイヤモンド)」の問題とも深く結びついていたことで広く知られています。
国際社会の介入と組織の壊滅
内戦は長期化しましたが、最終的にシエラレオネ政府軍が、国連平和維持活動(UNAMSIL)およびイギリス軍の支援を受けてRUFを打ち破りました。2002年に正式に内戦が終結すると、RUFの戦闘員は武装解除・復員・社会復帰(DDR)プログラムを経て解散へと向かいました。
さらに2002年には、内戦中の戦争犯罪や人道に対する罪を裁くため「シエラレオネ特別法廷」が設立され、RUFの指導者たちも責任を問われました。創設者のサンコーは裁判の判決を待たず2003年に死去しています。
まとめ
RUFという組織体としての活動は完全に終わり、現在シエラレオネに残っているのは、長い内戦がもたらした教訓と和解への歩みだけです。同国は内戦終結後、複数回の平穏な政権交代を実現するなど、民主化と復興の道を進んでいます。