北米の歴史

デラウェア族はウィグワムに住んでいましたか?

デラウェア族の伝統的な住居はウィグワムではなかった

結論から言うと、デラウェア族(自称は「レナペ」)はウィグワムではなく、ロングハウス(長屋)を伝統的な住居として建てていました。

ウィグワムを使っていたのはどの部族か

ウィグワムは、北アメリカの北東部森林地帯および東部森林地帯とされる文化圏に居住する、さまざまなアルゴンキン語系ネイティブ・アメリカンの部族によって主に使用されていた住居です。木の骨組みに樹皮や葦、草などを張って作られたドーム状や円形の小規模な住居で、移動性や気候への適応性に優れていました。

ロングハウスの特徴

一方、デラウェア族(レナペ族)が建てたのは、長方形のロングハウスでした。これは木の骨組みにニレやヒノキ類などの樹皮を張り巡らせた構造物で、長いものでは数十メートルに達することもありました。
ロングハウスの最大の特徴は、その名の通り複数の家族が一緒に暮らせる広さを持っていた点です。母系の親族集団がひとつのロングハウス内で共同生活を送るのが一般的で、家族の絆や共同体の結束を支える重要な住居でした。

まとめ

ウィグワムはアルゴンキン語系諸部族に広く見られる住居形式ですが、デラウェア族の伝統的な住居はあくまでロングハウスでした。この違いは、各部族の生活様式や社会構造の違いを反映したものと言えます。