独立派の植民地人の呼び名
イギリスからの独立を支持した北米の植民地の人々は、当時「愛国者(パトリオット)」と呼ばれていました。一方で、イギリス側から見れば彼らは「反乱者(レベルズ)」や「反逆者」とみなされており、この呼び名の違いは、同じ出来事に対する立場の違いをよく表しています。
イギリスとの対立の背景
愛国派の人々は、自らの統治権(自治権)と課税の問題をめぐってイギリス政府と対立していました。「代表なくして課税なし」というスローガンに象徴されるように、植民地人はイギリス議会に自分たちの代表がいないのに税金を課されることに強く反発しました。
この対立は次第に激化し、1775年に始まったアメリカ独立戦争へと発展します。そして1776年7月4日、13の植民地は「アメリカ独立宣言」を採択し、ついにイギリスからの独立を宣言しました。
愛国派と王党派
当時の植民地社会は一枚岩ではありませんでした。独立を支持する「愛国派(パトリオット)」に対して、イギリス王への忠誠を続ける人々は「王党派(ロイヤリスト)」と呼ばれました。両者の対立は、戦争中の植民地内でも深刻な分裂をもたらしたのです。
その後の展開
独立戦争に勝利した愛国派たちは、1783年のパリ条約によってイギリスから独立を承認され、13の植民地はやがて新しい国家「アメリカ合衆国」として歩み始めることになりました。