オセアニアの歴史

1987年の世界で何が起きた?歴史に残る主要な出来事を振り返る

1987年は、冷戦の終結へ向かう動きが加速するとともに、政治・経済・文化の各分野で歴史に残る出来事が相次いだ年でした。ここでは、その年の主要な世界の出来事を月ごとに振り返ります。

1987年の主な世界の出来事

1月22日:イラン・コントラ事件の発覚

ロナルド・レーガン米大統領が全国テレビ演説で「イラン・コントラ事件」を公表し、イランへの秘密裏の武器売却と、その利益をニカラグアの反政府勢力(コントラ)支援に流用していたことを認めました。

2月22日:アンディ・ウォーホル死去

ポップアート運動を代表する芸術家アンディ・ウォーホルが、58歳でこの世を去りました。

3月4日:フィリピン・スービック湾自由港地域の創設

コラソン・アキノ大統領が布告第550号に署名し、約22万ヘクタールにおよぶスービック湾自由港地域を創設。クラーク空軍基地とスービック海軍基地を経済拠点へと転換する道が開かれました。

5月28日:赤の広場への小型機着陸事件

西ドイツのアマチュアパイロット、マティアス・ルスト氏が操縦するセスナ機が、モスクワの赤の広場に不法着陸。ソ連防空体制の脆弱性が明らかになり、世界中に大きな衝撃を与えました。

8月16日:ノースウエスト航空255便墜落事故

デトロイト都市空港を離陸した直後のノースウエスト航空255便が墜落し、156名が犠牲となる悲劇が発生。当時の米国史上最悪の単独機事故となりました。

9月6日:ヴィリー・ブラント元首相死去

「東方外交」で知られ、ノーベル平和賞にも輝いた西ドイツのヴィリー・ブラント元首相が、78歳で亡くなりました。

10月19日:「ブラックマンデー」株価暴落

ニューヨーク市場のダウ平均株価が史上最大となる一日下落幅を記録。この日は「ブラックマンデー」と呼ばれ、世界経済全体に深刻な影響を及ぼしました。

11月15日:INF全廃条約の調印

レーガン米大統領とゴルバチョフソ連共産党書記長が、中距離核戦力(INF)全廃条約に署名。数千発に及ぶ米ソ両国の中距離核ミサイルの破棄が決定し、冷戦緩和への大きな一歩となりました。

12月5日:南アフリカで地震発生

南アフリカのエッジウッド近郊をマグニチュード5.9の地震が襲い、1,500人以上の鉱山労働者が命を落とすなど、甚大な被害をもたらしました。

まとめ

1987年は、政治的・経済的な転換点や多くの人道的な悲劇に見舞われた一方で、国際外交や社会変革においても重要な成果が生まれた、まさに激動の一年でした。