オセアニアの歴史

インカ帝国の領土は現在のどの国にあたる?かつての版図をわかりやすく解説

インカ帝国は現在のどの国に位置していたのか

南米アンデス地方に栄えた巨大文明「インカ帝国」(正式名称:タワンティンスーユ)は、15世紀から16世紀にかけて最盛期を迎えました。首都クスコを中心に、アンデス山脈沿いの広大な地域を統治していました。

では、かつてインカ帝国の領土だった地域は、現在のどの国にあたるのでしょうか。以下の6か国にまたがっていました。

インカ帝国の領土に含まれていた国

  • ペルー — 帝国の政治・宗教の中心地であり、首都クスコや空中都市マチュピチュが所在する中核的な国です。
  • ボリビア — 帝国の南部要衝であり、チチカカ湖周辺は重要な宗教的・経済的地域でした。
  • エクアドル — 帝国の北部にあたり、キトは北方支配の拠点として繁栄しました。
  • チリ — 領土の最南端部に位置し、現在のサンティアゴ付近まで勢力が及んでいました。
  • アルゼンチン — 北西部のアンデス地帯が帝国の一部でした。
  • コロンビア — 領土の北端にあたり、現在のパスト一帯まで影響力が及びました。

まとめ

インカ帝国はペルーを中心として、ボリビア、エクアドル、チリ、アルゼンチン、コロンビアの一部まで含む、南北約4,000kmに及ぶ広大な領土を誇りました。1533年のスペインによる征服で滅亡しましたが、マチュピチュなどの遺跡は今も世界中の観光客を魅了し続けています。